『クリスマス』

日本にはいったいどのくらいキリスト教の信者がいるのだろうか。
ちなみに、少なくともぶちは違う。
どちらかと言えば仏教徒・・・しかしそれを感じるのはいまのところ親類のお葬式くらいなのだが。
あとはもっぱら、困ったとき、都合のいい神様をつくって祈る・・・。
まあ、初詣だって寺でなく、神社に行ったりするくらいだから、
キリスト様のお誕生日を祝っても文句あるまい。

それにしても、日本国内のクリスマス商戦は年々早く、そして派手になっている気がする。
一般家庭でもライティングやオーナメントを愉しむ家が増えた。
自分はと言えば、ささやかにシルバークレスト(小さいもみの木もどき!?)を花屋で求め、
それに小さな飾りを○急ハンズやLOF○で購入したりして飾りつけ、1ヶ月ほど愉しむ。
もちろんイブの日はプレゼント交換とディナー、クリスマスケーキ、シャンパン。
結局はクリスマス商戦にまんまとひっかかっているが、やはりクリスマスは楽しみだったりする。

さて、子犬のころの話。
絶対サンタがいる、と信じていたぶち。
母親に聞かれても、父親に聞かれても欲しいものを言わない。
「もうサンタさんにお願いしてあるから。秘密。」と親を困らせた。
12月24日の夜、「サンタさんが来るまで絶対寝ない!」と豪語していたにもかかわらず、
やはり睡魔にはとうてい勝てず・・・。
25日朝。
頭の上に何かある!ガバッと起きて、見てみると、欲しかった『ポップコーンハウス※』だった。
やっぱりサンタさんはいるんだと確信。
そして間抜けなことに両親にプレゼントをもらったことを自慢した。
大人になってから「あのとき、なんでわかったの?」と聞くと、
母曰く、「何かの拍子に、アンタ、ぺろっとしゃべっちゃったんだよ。“内緒だよ”とか言ってさ。」
アホだ。

※ 当時女児向けにママシリーズという家事のおもちゃがあり、実際にホットケーキを作ったり、
家事の真似事をするおもちゃがたくさんあった。(アサヒ玩具)
ただ、この『ポップコーンハウス』はこのメーカーからではなかった。
『ポップコーンハウス』は名のとおり、ポップコーンを作る、家型の機械であり、
煙突からとうもろこしを入れて、何分か経つとポップコーンがはじけて、
下の窓からポコポコとでてくるというものだった。
ちなみに『ママクッキー』も持っていた。

ぶち